iPhone6と漱石

unnamed

 

夏目漱石は原稿用紙を特注していた。その文字数は一行あたり19文字と主流の20文字ではない。これは当時、連載をしていた朝日新聞の枠組が一行19文字だったからだ。後に枠が18文字になってからは1文字を空欄にして使うこだわりぶりだった。漱石は建築家を夢見ていたそうだ。だからなのか、段落のカタチにまでこだわっていたように思えてならない。

 

iPhone6が話題だ。新発表の2タイプとも現行サイズよりも大きくなる。気になるのは一行あたりの文字数だ。画面サイズによって、一行あたりの文字数が異なり、段落のカタチも変わるのだ。そのため、せっかく段落にこだわって書いても、端末によっては一文字だけ改行となる憂き目にあったりする。漱石が大好きな私にとってこの改行は由々しき問題である。

 

Both comments and pings are currently closed.

Comments are closed.

Powered by WordPress | Designed by: Free Web Space | Thanks to Best CD Rates, Boat Insurance and software download
Powered and Designed By: Reseapro Scientific Services (P) Ltd. | All rights reserved.